

創作の短いお話を書こうと思いました。
イラストとお話をあわせて、続く限り何話かかこうと思います。
タイトルはこころのやわらかいとこです。
夜空ノムコウニの歌詞のなかにある言葉です。
第十話
まくら
ある朝早くに、耳もとで声がして目がさめた。
まだ外はくらい。
・・・
声はまくらの中から聞こえた。
がんばれ・・・
そんな事あるはずがない、耳を疑ったが
かすかな声が聞こえる。
1日のうち、人生のうち、
およそ3分のいち一緒にいるまくら。
まくらは何でも知っている。
悲しかった時、うれしかった時、
涙でぬらした事、投げつけた事
アルコールのにおい、寝息、たまには寝言。
すべてを黙って受け入れてくれる。
しばらくしたら夜があける。
今日は天気がよさそうだ、まくらカバーを洗い、日光浴させよう。
