創作の短いお話を書こうと思いました。
イラストとお話をあわせて、続く限り何話かかこうと思います。
タイトルはこころのやわらかいとこです。
夜空ノムコウニの歌詞のなかにある言葉です。


第十一話

          

 こどものころ偶然、地面から虹のかかりはじめの
場所にいたことがあった。
その場所にいる時には色が見えず、
少し離れた場所から立っていた所を見ると
鮮やかな色がはじまっていた。
 いつもの風景が一変して彩られ自分が
絵本の中に入り込んだような気がしてこころが踊った。
空にかかった虹から何かがおりてくるんじゃないかと
じっと見ていた。

 天使も、虹を絵の具にしているおじいさんも、
7色をした鳥もこなかった。
 大きな虹橋はしばらくすると消えた。
そこにはいつもと変わらない同じ風景と友達がいた。



2001年6月1日