創作の短いお話を書こうと思いました。
イラストとお話をあわせて、続く限り何話かかこうと思います。
タイトルはこころのやわらかいとこです。
夜空ノムコウニの歌詞のなかにある言葉です。


第十六話

彷徨


砂漠のような場所で、
背中に大きなタンスを背負っている男に出会った。
その男は引き出しに入れるものを探し歩いているという。
たくさんある引き出しに入れるものを求めて
彷徨しているといっていた。
それが何なのかわからないようだった。

 しばらくするとはだしの女が歩いてきた。
自分にぴったりの靴を探し続けているらしい。
サイズはあうけど色が気にくわない、
またその逆だったり・・・
同じようにさまよっていた。
 ふと自分の肩を見ると椅子がよりかかっていた。
私はここに座る誰かを探している事に気がついた。

どうやら自分もひたすら歩き続けなければいけないようだ。


2001年6月6日