

創作の短いお話を書こうと思いました。
イラストとお話をあわせて、続く限り何話かかこうと思います。
タイトルはこころのやわらかいとこです。
夜空ノムコウニの歌詞のなかにある言葉です。
第十七話
ポスト

昔、我が家のポストは木でできていて家の形をしていた。
自分で作った自慢のポストだった。屋根の片方が開くようになっていて
毎朝、新聞がくるたびにパタン、お昼は郵便の時にパタンと屋根が閉まると音がする。
それが、真夜中に音がする事があるようになった。
毎日でなくて、音がした翌朝には決まってポストの中にドングリが入っている。
1つの時、3つや8つ、の時もあった。
夜中、確かめようと静まりかえった夜の暗闇の中
パタンと音がした。よく見るとリスがちょこまかと
走り去る後ろ姿が見えた。
もしかすると、じぶんちの倉庫か何かと思ったのかも知れない。
翌日僕はポストにリスの絵を描いた。
そして取り除いていたドングリを返しておいた。
2001年6月7日
