

創作の短いお話を書こうと思いました。
イラストとお話をあわせて、続く限り何話かかこうと思います。
タイトルはこころのやわらかいとこです。
夜空ノムコウニの歌詞のなかにある言葉です。
第二十話
蝶

蝶には飛ぶ時に決まった通り道を個々で持っているという話を読んだ事がある。
だから蝶を捕まえる時その通り道を見つけると簡単だという話だった。
ある晴れた日に心地よい風とともに一匹の蝶が部屋に舞い込んできた事がある。
その時は反対側の窓からふわふわと外にでていった。
僕は聞いていた話を思い出し、その時の時刻を覚えて、
翌日も窓を開けておいた。
すると思惑どうりに入ってきた。
何日か過ぎて気にとめなくなったころ
目覚めると蝶が部屋のなかを舞っていた。
閉め切っていたはずの窓からだろうか・・・
蝶を見つめていると僕はまた眠くなり夢を見た。
それは僕の家が建つ前の風景で緑の原にゆらゆらとゆれる
白や黄色の蝶の群れだった。
2001年6月10日
