

創作の短いお話を書こうと思いました。
イラストとお話をあわせて、続く限り何話かかこうと思います。
タイトルはこころのやわらかいとこです。
夜空ノムコウニの歌詞のなかにある言葉です。
第二十ニ話
割れない鏡

ひさしぶりに自分の生まれ育った家に帰った。
この家もたってからもう何年たっただろう。一人暮らしを始めてから数えると
20年以上ここで暮らしてはいない。
こんなに小さな家だったかな、と思える。ドアも、ソファーも、
かつて自分の部屋であった場所も。
同じ事をかつて通っていた小学校に行ってみても感じた。
校庭がとても狭く感じる。ジャングルジムがとてもちっぽけな
パイプを組み合わせたものだと思う。ブランコが小さい・・・
朝、この家で顔を洗いタオルでふき、ふと鏡を見ると
一瞬、幼き日まだこの鏡に顔が写るか、写らないかのころの自分や
ヘアスタイルを気にしだしたころの青い自分が見えたような気がした。
2001年6月12日
