創作の短いお話を書こうと思いました。
イラストとお話をあわせて、続く限り何話かかこうと思います。
タイトルはこころのやわらかいとこです。
夜空ノムコウニの歌詞のなかにある言葉です。


第二十八話

つながり



見渡す限り緑の草原に樹がぽつり。
なんだかさみしそう。
鳥が樹にはなしかけてみた。
「こんなところでひとりさみしくないの?」
樹は言った。
「さみしくなんかないさ、こうやっているときみのような鳥も
路に迷ったライオンや日陰を求めてヒトもやってくるのさ。
それに、この土の中でみんなとつながっているのさ。」
「みんなって?」
「私と同じ樹の仲間さ。
僕達は、どんな小さな草や木も土の中に根をはって
みんなとつながるのさ、そして話してるんだ。」
鳥は「根」をみた事もなかったので興味がなくなりおちつきもなくどこかへ飛んで行ってしまった。
樹はおかまいなしに 話した。
「僕達はこの場所から動けない変わりに地球上のどこかにいる植物とも話ができるのさ。」

あっ、こんどはかたつむりがのんびりと木陰に入ってきた。


2001年6月18日