

創作の短いお話を書こうと思いました。
イラストとお話をあわせて、続く限り何話かかこうと思います。
タイトルはこころのやわらかいとこです。
夜空ノムコウニの歌詞のなかにある言葉です。
第七話
樹の言葉

5月の爽やかな朝、散歩をしていて
葉っぱをひろった。
ふだんは気にもとめない普通の葉っぱだ。
裏側をふと見ると文字のような、そうでない感じの物がうき出ている。
不思議に思いほかの葉っぱも手に取り見てみた。
やはり文字のようだ。
誰かがいたずらで書きしるした物のようには見えない。
大きな樹の下だったのでこの樹の葉のようだ。
次々に葉をめくってみた、ハッキリと読めるもの
なんとなく、を、と読めるもの、2文字、3文字じゃないかと思えるもの、
いずれにしても文字だ。
樹は葉っぱに自分の思いをたくして喋っているようだった。
地面に落ちていた葉っぱを言葉にしてならべることは
不可能だったけど、人に言いたい事たくさんあるんだろうな・・・
僕はそのまま犬とともに朝の散歩を続けた。
